問題の本は、りすの書房(東京都墨田区)が発売した「亞書(あしょ)」。同社によると2月にネット書店「アマゾン」で販売を開始。112巻まで作成し、最終的には132巻まで出す予定という。A5サイズで480ページのハードカバー。各ページとも縦12センチ、横9センチの枠内にギリシャ文字やローマ字が並び、ページ数は振られておらず、全く同じ内容のページもある。国会図書館へは3月ごろから10月にかけて78巻までが1部ずつ納本された。亞書、ついに朝日新聞でも取り上げられたんだ。亞書の話題を初めてネットで見た時、
同館は納本された本の定価の5割と送料を「代償金」として発行者に支払うことが国立国会図書館法などで定められている。2014年度は、約15万点に対し約3億9千万円の代償金を支払った。「亞書」は目録作成中のため館内での閲覧はまだできないが、同館のホームページの蔵書リストに載ると、ネットで「代償金目当てでは」と炎上。りすの書房は10月26日以降、アマゾンでの販売を取りやめている。
同社は2013年3月に設立され、代表取締役の男性(26)が1人で運営。男性は朝日新聞の取材に対し「自分が即興的にパソコンでギリシャ文字を打ったもので、意味はない。本そのものが立体作品としての美術品とか工芸品。長年温めてきた構想だった」と説明。題名も「ひらめいて付けた。意味はない」。著者のアレクサンドル・ミャスコフスキーは「架空の人物で、作品のイメージとして記載した」と話した。
リアルミステリーを読んでいるみたいでワクワクしたわ。だってアマゾンでしか売っていない
64800円とかいう異常な値段の意味不明な本とか、面白すぎでしょ!
でも、答えらしきものが見えてきてしまうと面白さが減っちゃうね。それはまるで芥川龍之介の
羅生門で、死人の髪を引き抜いている謎すぎる老婆を見かけた段階では興奮するけれど、
それが単に生きるためにかつらの材料を集めているだけだと知った途端つまんなくなってしまう
みたいなね。
さて、この記事を今さらちょっと書いたのは、騒動の元記事をメモっておきたかったからなんだよね。
このブログね。
気になる事件 : 亞書
どうもこの人のブログ、SEOが弱いみたいなんだよね。「亞書」で検索したときに、本来一番最初に
出て来るべきなのは、今回のリアルミステリーの発端となった上記のブログなのに、全然それじゃ
見つからないというね。なんで、気になったときにいつでも読み返せるように、自分のブログに
記事としてリンクを貼っておこうと思った次第。