私はこれまで中国の「個人」に的を絞り、彼らの生活や仕事、人生観などについてインタビューを行い、「結婚」や「子育て」についても興味を持って話を聞いてきた。なんかこの記事読んでいて改めて思ったんだけど、もう既に中国の都市部は物価も賃金も日本の
以前取材した北京の外資系企業で働く夫婦共働きの女性(31歳)は出産について、こう語っていた。
「もし子どもを産めば、それだけ仕事のキャリアが遅れてしまう。子育ては両親にかなり任せられるとしても、北京でレベルの高い私立の幼稚園に入れようとしたら、年間10万元(約190万円)近くはかかるでしょう。もし産むのなら、一流の大学に進学させたいし。でも、正直いって、子どもを産んでもっと忙しくなるよりも、夫婦でゆとりのある暮らしをしたいわ」
また、上海に住む弁護士の男性(33歳)も「結婚と同時にマンションを買いましたので、そのローンが大変で、子どもどころではありません。親孝行のために1人は産もうかと夫婦で話し合っていますが、2人なんて、上海ではとんでもない話です」と顔をしかめていた。
東京を超えてしまっているんじゃないか?だって私立幼稚園の学費が190万円で、都市部の住宅価格は
かなり郊外でも5000万円以上とか書いてあるよ。
ちょっと適当に調べるけど、東京の名門私立幼稚園といえば、私は青山学院幼稚園が最初に
思い浮かぶなぁ(慶応幼稚舎は小学校です、念のため)。
青山学院幼稚園の入園料ページがこれか。入園時に100万円+入園後の年間費用が63万円。
入園料・保育料一覧 | 入園案内 / 青山学院幼稚園
もう一つくらい、学習院幼稚園でも見てみますか。入園時に57.8万円+入園後の年間費用が74.3万円。
入園案内 | 学習院幼稚園
記事内の「私立幼稚園の学費が190万円」っていうのが何を指しているのかはわからないけど、
常識的に考えれば、学費というのは年間費用のことでしょ。そう考えると、中国の私立幼稚園の
学費は日本の名門私立幼稚園の3倍近くあるってこと?高すぎだろ!
あと、住宅価格が5000万円以上とか書いてあるけど、そんな価格だと一流企業に勤める一部の
日本人以外全然買えないだろ。だって住宅ローンって年収の5倍とかいうじゃない。平均年収とか
よく知らないけど、ネットとかでよく見たような気がするのは400万くらいだった気がするなぁ。
そうすると2000万?プラス頭金とかで、庶民が買える金額の住まいは3000万円くらいなんじゃないのか?
東京だとこの金額じゃ家を買えない気がするが、埼玉、千葉、神奈川など、東京近郊まで行けば、
3000万円以内の物件はよく広告でも見るように思うので、一般的な日本人の経済力だとその辺が
相場なんじゃない?
やっぱりどう考えても中国のほうが物価高いよ。
そして、これだけ物価や子供の教育費に多額な費用が掛かるようになってしまったら、もう中国も
出生率はあまり伸びないだろうね。少なくとも都市部では間違いなく。詳しくは例えば下記の記事
とかを読むと良いけど、子供のコストが高い社会構造になると、もうバカバカ産むのは無理なんだよ。
先進国ではなぜ、少子化するのか