第59条 大統領及び副大統領の要件を以下のとおりとする。なるほど、そういうことだったのか!こういう良記事は非常にありがたいね。
(6) 本人、両親、配偶者、子供とその配偶者のいずれかが外国政府から恩恵を受けている者、もしくは外国政府の影響下にある者、もしくは外国国民であってはならず、 また、外国国民、外国政府の影響下にある者と同等の権利や恩恵を享受することを 認められた者であってはならない。
これは2008年の憲法改正によって付け加えられた条項であり、事実上アウン・サン・スー・チー氏を大統領に選出することを防ぐために導入されたものである。アウン・サン・スー・チー氏の英国人夫は既に1999年に死去しているが、子供がイギリス国籍を保有しているためにこの条項に抵触する。大統領の選出は国軍出身議員も含まれる大統領選出委員会によってなされるため、そこも一つの障害になりうるが、まずはこの条項をなんとかしなければアウン・サン・スー・チー大統領の実現は不可能である。
(中略)
憲法改正を行うためには、議会の75%の賛成を得る必要がある。しかし、議会両院において、定数のうち25%が自動的に憲法上軍人議員にあてがわれる制度になっているのである。
スー・チー氏「私が全て決定」 新大統領に「権限なし」
みたいなニュースだけ見ていたら、アウンサンスーチーは独裁者なのかって思っちゃうものね。
なんかおかしいなぁとは思ったけど、情弱ネット民の一人としては、その先を調べなかったものだから。
つまり軍部は民主的な政権を作る前に、外国人の親族がいる人は大統領になれず、憲法改正も
議会の75%の賛同が必要だが、軍人議員が25%を自動的に占めるため、夫と子供が外国籍の
アウンサンスーチーが大統領になれないように、そしてその憲法を改正することもできないように
ゴミ憲法を制定したというわけだね。
まぁ国民のほとんどがアウンサンスーチーを支持しての今回の選挙の結果であることを考えると、
アウンサンスーチーが権限を持って決めることこそが民意なわけだから、スーチー氏の発言は
正しいだろうと私は思うね。
しっかしひどい憲法だな。これを踏まえると、単純に憲法を守ろうってのも思考停止だわな。
こういうゴミ憲法が現に作られているわけだから。日本ももし自衛隊を違憲とするなら、領土が
どうなってしまうのかは明らかだろ。沖縄が日本じゃなくなっているだろうというのは間違いないな。