2015年3月18日水曜日

1日故人と過ごせる部屋付きは便利そうだけど葬儀料金150万は高いなぁ・・葬儀屋千の風への取材記事が面白い

この記事面白いなぁ。
葬儀屋さんの「終活」が斜め上すぎてビックリしたから潜入してきた
「千の風」という葬儀屋がやっている葬儀場でのイベントが、冒頭の画像のとおりシュールなので、
取材してきたという記事なんだけど、「終活」なんてやらないから、読んでみたら面白いなと思うものが
多かった。

最近は家族葬と呼ばれる、家族を中心にこじんまりやる葬儀が増えているとのこと。
便利そうだなと思ったのが、故人と1日ゆっくり過ごすための風呂トイレ付きの部屋が用意されているところ。
これなんでいいなと思ったかというと、死亡後に遺体を納棺した状態で寝台車に乗せて運ぶ際、
故人を安置する場所に困るだろうなと思ったから。さらに、遺体は最低24時間は安置する必要が
あると法律で定められていて、加えて友引を避け、仏滅に葬儀を行うみたいなことにこだわる場合、
さらに安置の日数が伸びることになる。スムーズに棺を運び込め、さらに遺体と一緒に過ごせる
環境があるのはよいなと感じた。

ただ、高いね。葬儀100万から150万くらいするらしい。食事や施設の貸し切りなどで。費用をかけず、
こじんまりやる想定の家族葬でこの金額はかけたくないな。葬儀の総額の平均が200万と言われて
いるから、この金額だと、お坊さんへの費用を含めると一般葬とほぼ同一相場になってしまう。
つまり家族葬でやる意味があまりないことになる。ホール持っているところは維持費がかかるから
しょうがないのかねぇ・・。

で、冒頭の画像のような一見シュールなイベントをやっている理由は、イベントに来ていただいた人に
葬儀場の存在を知ってもらって、もしものことがあった際に葬儀の受注につながることが多いから
とのこと。なるほどね。ときどき病院が老人の集会所になっているようなケースを見かけるけど、
葬儀場もそんな感じの存在になれればいいんだろうね。営業的な意味でも。

これは良記事だな、勉強になったわ。