相変わらずヨッピーさんは面白い記事書くね。例の千葉市長とシムシティをすることでシムシティの
宣伝をする広告記事の大成功以降、広告記事のやり方を確立したような印象を受けるねぇ。
読ませる記事を書いて、そこにちょいと広告を挟むっていうのは、こうして見ると正攻法な感じがするね。
私は残念ながらハゲではないから、全くこのヤーマンのスカルプドライヤーってのには興味を持たなかった
けど、これだけ多くの人に商品の存在を知ってもらえたという点では記事広告の意味は十分にあるし、
読者の中に剥げている人がいれば、その中に興味を持った人はいるだろうしね。
ヤーマン自体は、個人的に脱毛器具の会社ってことで知ってはいたけど。ノーノーヘアーの会社だよね。
元記事読んでて面白いと思ったのは、まさかの棋士の超庶民的な生活っぷり。佐藤紳哉七段、
なんと結婚しているのに2DKの部屋に住んでいるというごくごく普通のマンション住まい。
元記事にもあったけど、東大に入るより難しいプロ棋士になったからにはもっと上級国民みたいな
生活しているのかと思ったけど、超意外だったわ。
ところで佐藤七段は対局料と副業(大盤解説など)の割合が8対2って言っているけど、対局料って
いくらくらいなんだ?
う~ん、参考になりそうなのはこのへんかなぁ。
棋士(プロ棋士)の平均年収
基本給はランクにより変わり名人で、100万程度。ソースの信頼性は疑問符という感じだけど、佐藤紳哉七段は順位戦という棋士の対局料のベース
B1級:約50万円
B2級:約30万円
C1級:約20万円
C2級:約15万円
といわれてます。
が決まるリーグ戦で一番下のC級2組にいるから、上記ソースだと15万が基本給ってことかな?
将棋プロ棋士の2013年獲得賞金・対局料ベスト1
将棋プロ棋士の2013年獲得賞金・対局料ベスト10が発表されました。う~ん、なるほど。トップクラスの棋士でもこのくらいなのか。とするとプロ棋士の平均が1000万円
1位 渡辺 明 二冠 1億255万円
2位 羽生善治 三冠 7,281万円
3位 森内俊之 竜王 5,503万円
4位 郷田真隆 九段 3,453万円
5位 丸山忠久 九段 2,912万円
6位 佐藤康光 九段 2,720万円
7位 行方尚史 八段 1,821万円
8位 谷川浩司 九段 1,818万円
9位 久保利明 九段 1,788万円
10位 三浦弘行 九段 1,633万円
もらえるような世界でないことはこれ見りゃなんとなくわかるな。約160名のプロ棋士のトップ10で
これくらいなんだから。
森内俊之竜王の就位式と竜王戦の対局料システム
竜王戦のランキング戦(1組〜6組)は、上位の組ほど対局料が高くなります。1クラスごとの差額は約25%です。仮に1組の対局料が10万円の場合、2組は7万5千円、3組は5万6千円…という比率が基本です。ただ実際の対局料は「組」と「段」を組み合わせた方式になっていて、同じ組でも段が高いほど多くなります。私は昨年に九段に昇段したので、今期の竜王戦の対局料は前期より2割ほど増えました。ズバリの金額は書かれていないものの、ソースとしての信頼性が高いのはこの記事。
竜王戦はランキング戦・昇級者決定戦・残留決定戦の勝負で昇級者と降級者を決めます。それらの対局料は、仮にランキング戦が10万円の場合、昇級者決定戦は8万円、残留決定戦は3万円という比率で減額されます。
竜王戦には女流棋士と奨励会三段も出場します。それらの対局料は、女流棋士は6組、奨励会三段は女流棋士の75%を基準とします。
ちなみに順位戦の対局料(1年分)も、1クラスごとの差額は約25%です。仮にA級の対局料が1千万円の場合、B級1組は750万円、B級2組は560万円…という比率が基本です。
プロ棋士の田丸九段による記事。先のトップ10棋士の対局料を踏まえて考えると、順位戦の
1年間の対局料をA級1000万と置いた仮定はそんなに大きくハズレてはいないんだろうね。
だって、A級棋士って10人しかいなくて、その上に名人がいる構造なわけだから、対局料ベスト10の
金額は順位戦の1年間の対局料に竜王戦等のトーナメントの対局料を足したものと考えれば、
そんなもんかなという感じはしてくるね。
で、A級の対局料を1000万と置くと、クラスが下がるごとに25%減るとのことなので、
B級1組が1000万×0.75=750万、
B級2組が1000万×0.75×0.75=562万、
C級1組が1000万×0.75×0.75×0.75=421万、
C級2組が1000万×0.75×0.75×0.75×0.75=316万
ってことで、たしかに超庶民的な金額になった!これは順位戦だけの仮置きの金額だから、
もちろんこれに加えて他の棋戦で勝ち進めばもっと年収は増えるだろうけど、対局料トップ10の
金額を見るに、タイトルでも取らないかぎり、順位戦の2倍の年収にはならなそうな感じがするから、
これの1.5倍の年収だとしても庶民的な金額になりそうな気がするね。
そっか、これはびっくりだわ。
あと、元記事読んでてところどころ突っ込みたいところがwww。例えば大喜利のこれとか。
「将棋の解説しないで聞き手の女流棋士をくどく」って、解説中に女流棋士口説いてるのあったじゃん!
今度叡王戦でポナンザと戦う山崎隆之八段の矢内理絵子女流棋士に対する「諦めます」発言とか!
この件のツッコミが入るのかと思ったら記事内で何も出てこないからあれって思ったわ。
あとはへーって思ったのは佐藤七段のこの発言。
「あー、それはもうめちゃくちゃ大きいです! 将棋のファンって9割がおじさんなんですけど、ニコニコ動画のおかげで10代~20代のファンの人が明らかに増えたんですよ。結局、若い人たちに支持されないと文化として存続できませんから。そういう意味で、将棋指しはドワンゴさんに足を向けて寝られないですね…」そうなんだ!ドワンゴって将棋棋士からそこまで感謝されてたんだ!プロ棋士からの生の声として
これが聞けたのは貴重な記事だと思うわ。今まで一般人からすると棋士がドワンゴのことどう思って
いるのかさっぱりわからなかったからね。コンピューターなんかと戦わせやがって、クソが!くらいに
思っているかも知れないと今までは思っていたし。たしかに私も電王戦の影響で棋士の名前を
かなり覚えたわけだし、若い人への将棋知名度向上に相当貢献してるのは間違いないな、ドワンゴ。
ということで、かなり収穫の多い記事で面白かったわ、この記事。
ヤーマン
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