宇宙飛行士界に見る、30代から「伸びる人」
日本の宇宙飛行士選抜試験は、世界一厳しい選抜試験と言われているらしい。
元記事はその宇宙飛行士選抜試験の基準作りに関わったJAXAの山口孝夫氏にインタビューをし、
選抜試験に突破する人材に関して考察をしている。面白かった部分を中心にまとめると、
・日本はNASAと違い予算が限られているので宇宙飛行士を多く抱えられないので選抜が特に厳しい
・宇宙飛行士の選抜基準は「伸びしろ」重視。なぜなら初の訓練、業務が多いため伸びることが最重要
・伸びるかどうかの見極めポイントは、未知のことを面白がり、失敗を恐れないかどうか
・失敗の経験を聞いて、失敗から何を学び、どうリカバーしたかを見ることで自分を客観視しているかがわかる
・子供時代の経験からさかのぼっていろいろ聞いて、何を学び考えてきたかを聞く
・最終試験では1週間閉鎖施設に缶詰にして24時間審査員の監視がある中ミッションをこなす
・締め切り数時間前に制作物の改良を指示してメンバーに心理的に圧迫を与える
・油井飛行士はこのとき、できることできないことの優先順位をつけた工程表を提案し、チームが動き出したらリーダーを立ててフォロワーの立場に戻った
・若田飛行士は自分で考える力がものすごく高い。常にどうしたら能力を上げられるかを考え、必要に応じて訓練の追加を訓練担当に頼む。だから宇宙での想定外のトラブルが起きたときの横領力が高い
という感じ。