大手IT企業、DMMの運営するネット英会話のサービスが、受講生の体験談として、TOIECテストの点数が258点から331点に73点UPしたというあり得ない話を載せていたことが分かった。景品表示法の禁じる優良誤認表示に該当していた可能性がある。へー、そうなのか。TOEICの点数は5点刻みなんだ。何度か受けたことあるけど気が付かなかったわ。
この問題は、インターネット上の匿名ユーザーらの指摘で判明したもの。
まず、TOIECというのは、990点を満点としているというテストで、5点刻みで点数が算出されるため、①DMM英会話をこの亜細亜さんという42歳のパート女性が受講前に取ったという258点も、②受講後に取ったという331点も、③また73点が上昇するといういずれの現象も論理的にあり得ない。
TOEICってリスニング100問、リーディング100問の計200問で構成されているんだけど、満点が990点
となっているから、計算方法がよくわからないんだよねぇ・・。5点の問題が200問あったら満点は1000点に
なるはずじゃん。
まぁいいや。だから、元記事のタイトル見たときに、258点から331点に上がったとか、低すぎワロタ
とはなったんだけど、何がおかしいのかは記事読むまで気が付かなかったわ。
元記事読んでいくと、DMM英会話の担当者は、実はCASEC(キャセック)の点数をTOEICに換算して
たんですって言い訳しているらしいが、それもおかしな話しよねぇ・・。なんでそんなドマイナーな
テストの結果を載せなきゃならないのよ。そもそも5点刻みなの理解していない時点で換算できてねー
じゃねーかよ。
あと、TOEICの点数で258点が331点になったって、それ鼻くそが耳糞に変わったというレベルなんだけど。
英語が得意でもなんでもない大学卒業した人でも、対策なしに初めて受けても300点台から400点台
は取るので、広告に載せるような成果として掲載するなら、最低でも、本当に最低でも500点以上は
ないと掲載できるレベルじゃないから。
ということで、これはかなりまずい対応だね。この一件でDMM英会話の評判は地に落ちるレベルだと思う。