僕がいつも言っているのは「まだ回復途中なので、他人のことを言える立場じゃない」ということ。清原くんの事件でテレビの取材を受けたら、ダルクに「調子こいてんじゃねえ」というクレームの電話がかかってきました。でも、自分の経験が誰かの役に立てればという思いがあるし、最近は使命かなと思うようになってきました。ほとんどの人たちは薬物依存を認めたがらない。みんなその過去を消したがる。だから回復できないんです。薬物の怖さとか立ち直るためにしてきたことを伝えるのは、薬物の研究をしている偉い先生たちより僕の方が適しているはず。この記事いいね。ストローのくだりとか、確かにやった人しかわからないだろうねぇ。
清原くんが逮捕された時、注射とガラスのパイプと一緒に、何でストローがあったか分かる? あれは、覚醒剤のパックに口を斜めに切ったストローを突っ込んで、すくって出すとちょうど1回分の使用量になるから。それを注射器の中に入れて打つんです。これは使ったことのある人じゃないと分からない。ニュースで部屋にストローがあるのを見て、相当(キャリアが)長いな……と思ったね。でも、人によって症状はそれぞれ。ネタの純度によっても違う。ヤクザの親分連中は純度の高い、質が良いモノをやっているから、あまり依存しない人が多いとも聞く。不純物が少ないから体に良い……矛盾でしょ。でも、不純物が多い方がガツンと効いていいと言う人もいます。
どうも清原逮捕の件で、田代まさしがしゃしゃり出てくることに反感を持っている人もいるみたいだけど、
別にこの件で彼も目立ちたいとかでやってるんじゃなくて、自分だからできることってことでやっている
んじゃないかなって思うんだよね。田代氏自身も麻薬中毒から「治っていない」ことは十分認識していて、
あくまで「今日一日はやめる」を積み重ねているというのが現在の状態なわけで、こうして自らの
経験を語っていくというのは、自分自身に対する治療の一環なんじゃないかなと私は思うね。
しかしやっぱり元芸人なだけあって話が面白いな。
僕は講演でもよく「『駐車お断り』って看板見ただけで反応したり、ヤクルト配ってるオバサンを『ヤク』の売人だと思ったり。去年、健康診断で採血の針を見てドキドキしてたら、看護師が下手くそで何度も失敗するから『オレが代わりにしましょうか』って言ったんです」とか話すんですけど、今もやりたい願望が首をもたげる時はある。だから“明日は我が身”なんです。wwww。「オレが代わりにしましょうか」とかwwww。
彼が昔住んでいたという新宿にある不良だらけの中学校ってのもちょっと気になったな。
新宿って言うと、都内ど真ん中だし、家賃が高くても住めるような上流階級の人しかいないような
イメージだったんだけど、そうでもないってことかね?たしかに新大久保のラブホ街みたいな、
微妙な地域もあるし、あと散策していたときに普通の古い住宅街っぽいところも北新宿あたりで
見かけた記憶があるけど、やっぱり場所によるのかね?
麻薬関連の日本の行政に対する問題提起も良い感じ。 現在の日本の法律は、初犯には甘いけど、
再犯ごとに刑が重くなるというのが問題だと。たしかに、田代氏や、麻薬で捕まった芸能人の話を
聞く限り、これ、独力でなんとかするってのはもう無理な気がするね。最初から治療を前提にした
仕組みを組んだほうがいいんだろうね。殺人とかと違って、刑罰重くすればなんとかなるという
問題ではないだろこれ。