2014年12月23日火曜日

このコメントは貴重「「生データの保存大切」 山中教授、STAP問題で指摘」

「生データの保存大切」 山中教授、STAP問題で指摘
 山中教授は平成18年にiPS細胞の作製を発表した際、自身の実験結果を「疑ってかかった」と話す。実験担当者に何度も確認し、別の研究者に再現してもらったという。「それでようやく、再現性は間違いないだろうと発表した」と述べ、常識を覆すような研究は特に慎重な確認が求められるとの認識を示した。
 またSTAP問題などを受け、所長を務める京大iPS細胞研究所で研究不正を防ぐ新たな取り組みを始めたことを明らかにした。実験ノートを提出しない場合は研究不正と見なすほか、論文が科学誌に受理された段階で、図表の生データを知財部で管理・点検するようにしたという。
なるほどね。同じ再生医療の分野で、一方は捏造と組織ぐるみの腐敗により自殺者まで出たのに対し、
もう一方はノーベル賞を受賞するに至ったということで、このコメントからもまるっきし姿勢が違うことが
よくわかるね。山中教授のこのコメントは貴重だと思う。

斬新な結果に関しては、担当まで変えて何度も再現を確認し、実験ノートがなければ研究不正と
みなすようにする、か。こういう、捏造を防ぐための組織的な取り組みが必要なんだろうね。

この期に及んで小保方晴子のSTAP捏造問題を一度のミスとかほざく自称サイエンスライターが
いるらしいけど、
STAP細胞、小保方氏の今後はどうなる? 科学ライター「一度のミスで科学界追放はおかしい」
小保方が本当にただの未熟で善良な研究者だったら、少なくとも生データは残しているはずなんだよね。
それがなかったという時点で、彼女は未熟だったわけでも、ミスをしたわけでもなく、捏造を働いたんだよ。