しかし、驚くのは、そうやって他人には命をかけて国を守れと言うくせに、本人はなんの覚悟もないことだ。水井多賀子って奴が書いたこれ、ひどい記事だな。上記赤字で書いたところ、あなたの感想ですよね?
じつは安倍首相は、あるテレビ番組で、その本音をポロリと出してしまったことがある。○×形式で質問に答えるコーナーで、「私はお国のためなら死ねる」という質問に、なんと「◯」ではなく「△」の札をあげていたのである。
(中略)
だが、そんななかでも空気が変わったのは、前述した「私はお国のためなら死ねる」という質問だった。辛坊などは勇ましく「もちろんです!」と安倍首相が答えることを期待していたようだが、一方、隣の安倍首相は微妙な顔つきで、「これは......そんなことは軽々しく言うべきでないと思ってますが」と口ごもった。そして、このような言い訳をはじめたのだ。
「私の親父、安倍晋太郎は晩年ですね、膵臓ガンになったんですが、まさに手術の後、命を削ってモスクワに行って当時のゴルバチョフ大統領と交渉して、北方領土問題、平和条約問題を解決するという言葉を引き出すことができたんです。まさに政治家が命を削っても成し得る必要のあるものはですね、やり遂げるものはやっていかなきゃいけない、というものを学んできたつもりではあります」
期待外れの回答に業を煮やしたのは、番組パネラーの津川雅彦だ。津川はいかにももどかしい表情で「総理になった途端に死ぬ覚悟はできているわけでしょ?」と畳みかけたのだが、しかし、安倍首相は「これはあの、あの、死ぬ覚悟はできてると、いま私が言ってもですね、嘘っぽく聞こえてしまうんだなと思うんですが、あの~、晩年の父の姿を見てですね、そう簡単なことではないなと、政治という仕事はですね、ということは認識しましたね」と、またしても父親の話でお茶を濁したのだ。
記事タイトル見たとき、かなり前のそこまで言って委員会で言ったアレのことかな?と思ったらやっぱり
そうだったんだけど、悪意に満ちた感想文がひどいね。私もあの番組はだいぶ前に観たけど、いずれも
こいつのような感想は持たなかったな。そのときの安倍首相の発言全文は過去に記事にしてたわ。
たかじんのそこまで言って委員会2014年4月20日安倍晋三出演回書き起こし
感想合戦になってしまうので、ここで個人的に感じた印象をつらつらとは書かないけど、
「世界中を敵に回してでもお前を守る!」とか、「俺はお前のためなら死ねる!」とか軽々しく言うような
奴を信用できるのか?って話だよ。まぁこの感想文書いた奴はそういう男に捕まるタイプなんだろうね(笑)。
「死ねる」とかそういうことは、そのときが来たときに行動で示すべきものであって、口で言うものじゃないし、
そういう意図だというのは番組観てたら普通に伝わったけどね。そして父親はそれを実際にやった人だ
ということでしょ。
経産省の圧力をはねのけてでも消費増税延期の決断をしたり、支持率下げても安保法案通したり、
グダグダのまま突き進むはずの新国立競技場問題を白紙に戻す決断をしたり、流れに逆らうような
大きな決断を何度もしているところには、安倍首相の並々ならぬ覚悟を感じるけどね。口先だけで
「死ぬ覚悟はできている」なんていう人より。そういうのは行動で示すべきものなんだよ。