技能実習に来て日本の印象が悪化-。外国人技能実習制度に参加するベトナム人を対象にしたアンケートで、こんな結果が出た。劣悪な生活環境や低賃金労働などが背景とみられ、調査した龍谷大(本部・京都市)のベトナム人留学生、グエン・ヒュー・クィーさん(27)は「多くが日本に悪い印象を持ったまま帰国しており、両国関係に深刻な影響を与えている」と指摘している。どうも評判悪いね、外国人技能実習制度。ただここまでひどいとはね。結局外国人技能実習制度って、
アンケートは平成26年10~11月、ベトナム人実習生100人以上にメールなどで依頼し、38人から回答を得た。その結果、97%(37人)が来日前の日本の印象を「とても良かった」または「まあまあ良かった」と回答したが、来日後の印象では58%(22人)と、約40ポイント減少。来日前は一人も選ばなかった「印象はあまり良くない」は37%(14人)に上った。
自由記述では「給料が安い」「単純作業ばかりで帰国後の就職に役立たない」など待遇や労働内容への意見のほか、「自由がない」「狭い部屋に大人数で住まわされる」といった生活環境の不満もあった。
また、実習生の多くが「アンケートへの協力が受け入れ先に知られれば報復されかねない」と回答を断ってきたという。
外国人に技術を身に付けさせるとか、そういう目的、「嘘」だよね。ただの最低賃金以下の条件で
働かせる奴隷制度でしょ、これ。こんな運用になっているなら、やめたほうがいいんじゃない。不健全でしょ。
ヤギを盗んで食べざるを得ないほど過酷な労働を強いられたベトナム人とか、
ベトナム人被告はなぜヤギを食べた 「過酷な生活」供述
法廷での供述などによると、ロック被告は来日前、ベトナムの田舎町でタクシーの運転手をしていた。両親と妻、娘の家族5人暮らしで、月給は日本円で1万6千円ほど。暮らしは貧しかったという。平均年収2500万の川上村のレタス農家は、超絶ブラックな条件で中国人実習生を働かせているとか、
「日本で働けば月給20万から30万円。1日8時間、週5日勤務で土日は休み。寮あり」。こんな話を仲介会社から聞き、「思いつかないほど素晴らしい」と飛びつき、来日を決めた。仲介会社には自宅と土地を担保にして銀行から借金した約150万円を支払い、2013年3月に農業の技能実習生として来日した。
長野県の農業会社でトマトを育てる仕事に就いたが、勤務条件は聞かされていたものとはかけ離れていた。毎日午前6時から翌午前2時まで働き、休みはない。午後5時までは時給750円、以降は1袋1円の出来高払いでトマトの袋詰めをした。1千袋詰めた日もあったという。
平均年収2500万円、「レタス長者」の川上村 実態は中国人実習生に過酷労働強いる「ブラック農家」?
とはいえ、川上村のレタス農家が、外国人技能実習生に過酷な労働を課したり、賃金を満足に支払わなかったりする、「ブラック農家」との評判はくすぶっていて、実際に奴隷のように扱われていたと訴える外国人実習生はいたようだ。とか、外国人技能実習制度に関して見かける記事はこんなのばっか。つまり川上村のレタス長者は
日本弁護士連合会は2014年12月1日、川上村でレタスの生産などに携わった中国人実習生が書いたとされる、人権侵害を訴える投書をもとに独自調査した結果を公表した。
それによると、中国人実習生を長時間かつ休日の少ない厳しい労働環境と、狭く不衛生な寄宿舎が多いなどの厳しい生活環境に置いていたことや、他の農家の実習生との交流を禁止するなどの規制を設け、それに違反すると制裁金を科したり、預貯金を自由に引き出せないようにしたりと、実習生が逃亡や権利の主張を事実上できないようにしていた、と指摘。川上村農林業振興事業協同組合はそれを黙認していた、と断じた。
ワタミ並みの搾取野郎だったということでしょ。こんな制度はやっぱりやめるべきだろうね。
インターンと称して安い給料で単純労働させているベンチャー企業(笑)を数段悪化させた感じ。
あ、そうそう、元記事のアンケートで58%も日本に良い印象を持っている人がいる理由はね、
「実習生の多くが「アンケートへの協力が受け入れ先に知られれば報復されかねない」と回答を断ってきた」
からなんだよ(笑)。つまりアンケートの回答を断った大多数の実習生がどう思っているのかは・・・、
言わなくてもわかるよね。
藤原 忠彦
ソリック
売り上げランキング: 63,735
ソリック
売り上げランキング: 63,735