自転車通勤者をメインのターゲットとした「Flugel(フリューゲル)」が8月21日に販売開始された。フレームの一部に曲線を採用することで、柔らかみや軽さを表現している。ロードバイクなのに4万円台で安いからオススメですよって無責任に勧めているけど、本当に大丈夫?
「フリューゲル」は、純白のアルミボディを持つロードバイク。その最大の特徴は曲線フレームにある。ほとんどのロードバイクが直線的を主張したデザインを採用するなか、美しい白の塗装と相まって、街中で目立つデザインを実現した。
このえん乗りってサイトがどういうサイトかよく知らないけど、サイト名や他の記事からすると、
自転車系に詳しいサイトなのかなって来た人は思うんじゃないかね。
で、ドッペルギャンガーっていう異様に安く折りたたみ自転車を作っているメーカーが、粗悪な作りの
せいで、高速走行中にフレームが折れて大怪我をしたみたいな事例が複数発生していることも
もちろん知っているよね?このサイトの人なら。
(参考)ビーズの折りたたみ自転車「ドッペルギャンガー(doppelganger)」の評判がやばい・・フレームが折れる
このフリューゲルってメーカーがちゃんとその辺の強度設計を考えてフレームを作っている
信頼できるメーカーであるかどうか確認した上でこういう記事書いてる?
そもそもどの自転車メーカーでも、クロスバイクやロードバイクのフレームって、共通して平行四辺形
なんだよ。
自転車界のフェラーリとも言われる最高級メーカーコルナゴのロードバイク。
クロスバイクの入門機種として有名なGIANTのエスケープR3。
値段の違うスポーツ自転車メーカーのフレームが揃いも揃って平行四辺形の直線的なフレームを
採用しているのを「直線的を主張したデザイン」だと思っているのかね?それがスポーツバイクとして
実用に耐えうる強度を担保するのに「必須の構造」だからという発想はないの?
そのフリューゲルって機種のよくわからない曲線構造のフレームで車道を長距離にわたって
高速走行をしても品質は十分だってことを確認した上でオススメしてるんだよね、自転車サイトさん。
街乗りのデザイン重視の自転車なら別に何勧めようがよかろうだろうけど、ロードバイクや
クロスバイクは使う方もそれなりに負荷がかかる使い方をするわけだから、仮にも企業サイトなら
変なもの勧めちゃダメだよ。
10万以下でまともなものを勧めるなら普通はクロスバイクでしょ。
値段が安いもので品質が担保されているものということであれば、さっき挙げたGIANTのESCAPE R3
とか、あさひのプレシジョンスポーツとかそのへんじゃないのかね、一般的には。今サイト見たら、
エスケープR3は55000円、プレシジョンスポーツは42800円だったね。まぁそれくらいの値段で、
「ちゃんとした」クロスバイクが買える。ちなみにエスケープR3はネットでは販売していないので、
買いたければスポーツ自転車の取扱店に行く必要がある。どこでもいいけど、ワイズロードとかは
比較的多く店舗を展開しているかと。プレシジョンスポーツはサイクルベースあさひなら置いてる
んじゃない? そっちはネットでも買えるだろうけど、自分の身長にあったフレームのサイズを
実店舗で見てもらったほうがいいと思う。
別に個人の雑記サイトみたいのなら何書いていてもいいんだけど、企業サイトの、しかも
自転車やバイクにテーマを絞ったサイトがこんな記事書いているの見て、かなりイラッときたわ。